La Ruta Del Sol

Seeds And Ground

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La Ruta Del Sol

過日10月30日にサイデラ・マスタリングにて、チーフ・エンジニア森崎さんの手により来年4月リリース予定のアルバム作品のマスタリングを終えた。実際はあと一曲追加を入れる予定。自転車好き森崎さんの動的マスタリングというか、ノリノリで高品位、な仕事っぷりは最高なので、予算を確保出来る音楽制作者におすすめです。
Luciano_TTTS.jpgその帰り道、Lucianoの新作「Tribute To The Sun」のCD+DVDパッケージを購入。ミニマルというキーワードを基点に、ヨーロッパで何か新しいことが同時多発的に起こっていることを実感させるものの、この音はその突端かつオルタナティブ、かつ音楽的でカラフル、という感じがしてさらに突き抜けてる印象で、とてもいい。オルタナティブ、と言ったのはエスニック(主にラテン・アメリカとアフリカ)な意匠がふんだんに混入されてるからだが、それが移民が多そうなスイスの都市的リアリティーだったり、00年代グローバリズムのB面的普遍性のコンテキスト、メッセージだとしたら?
音の内容はネット上にレビューがいくつかあるようなので置いとくとして、Luciano南米ツアーのロード・ムービー風DVD「La Ruta Del Sol」がまたすごく面白い。南米各都市のヴェニューとダンサーの熱気が感じられるのもいいが、注目はペルーのマチュ・ピチュ遺跡を経て、現地インディオのシャーマンの元、アヤワスカ・セッションをするくだり。事前に携帯で”Modern Time Shaman”にアポイントを取り、アヤワスカ・ツアーの代理店で料金を払い、洗練されたログ・ハウスで体験するのだが、このシャーマンとそのアシスタントが何と言うか胡散臭い!とか言うと怒られそうだが、ツーリズムとスピリチュアリズムの折衷がまた何とも現代的な光景だと言うべきか。「悲しき熱帯」におけるレヴィ=ストロース(Tribute…購入日と同日、100歳で逝去)の憂鬱、その現代版だろうか。アヤワスカをご存知ない方は調べてください。私は体験したことないので、いずれ現代シャーマンのお世話になりに行こうと思っている。


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